サルコイドーシス/肉芽腫性疾患
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サルコイドーシスの眼科における治療特に難治例について
園田 康平
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2008 年 28 巻 1 号 p. 106-107

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抄録

サルコイドーシス患者では慢性肉芽腫性ぶどう膜炎により, 眼球に様々な不可逆性変化を生じる. 具体的には白内障, 緑内障, 黄斑浮腫, 眼内血管新生, 眼内増殖性変化等である. 眼サルコイドーシスをマネージメントする際, こうした難治合併症対策に労力を費やすことが多い. 眼サルコイドーシスの治療の基本は局所ステロイド薬投与と散瞳薬による瞳孔管理である. 局所ステロイド薬投与法には点眼, 結膜下注射, テノン嚢下注射, 球後注射, 硝子体腔注射などが使い分けられる. 眼内にインプラントを設置し, 数年にわたり有効濃度のステロイド薬を徐放させる製剤の開発・治験も行われている. 通常の局所投与では充分な消炎が得られない場合, ステロイド薬全身投与が行われる. 全身投与をすると決めたら, 副作用に留意しながらも, 充分に消炎を図るべきである. また近年の眼科手術手技向上により, 以前は難しいとされた症例でも, 積極的に外科的治療が選択されるようになっている.

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© 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
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