国際基督教大学 名誉教授
2014 年 35 巻 8 号 p. 457-459
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水資源の特徴と人間が利用できる水資源の量を地球規模から先ず考え,さらに日本の場合について数量に基づいて考える。次に,水資源開発の方法とそれぞれの問題について考察し,今後取り組むべき課題を提示した。後半では,水を利用する人間の立場ではなく人間が自然の一部であるという視点に立ち,水と生命が存在する稀有な地球上で水の大循環が担っている役割に目を向けた。そして,地球環境も人間存在も持続可能な関係を築くことが,水資源問題をはじめ水危機をかかえる今世紀に生きる人間の基本課題であるとの認識を示した。
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