表面科学
Online ISSN : 1881-4743
Print ISSN : 0388-5321
環境問題と表面科学
環境問題の解決に向けた我が国の研究開発政策
吉川 和身
著者情報
ジャーナル フリー

36 巻 (2015) 1 号 p. 47-48

詳細
PDFをダウンロード (417K) 発行機関連絡先
抄録

気候変動,生物多様性,資源循環等の分野で地球環境は持続可能性の危機に直面しており,我が国が先進的環境技術を生かし環境課題への対処に主導的な役割を担うことが期待されている。ナノテクノロジー・材料技術は,汚染物質の測定分析や分離・分解,有用資源の分離回収,省エネルギー,再生可能エネルギー等の分野で環境分野に大きな貢献を果たしており,環境省の環境研究総合推進費においてもナノテクノロジー・材料技術に係る研究課題が採択・実施されている。中央環境審議会は2014年7月に環境政策の中長期的な基本戦略を提言しており,環境技術に関しては,① 持続可能なエネルギー・資源の生産・消費を支える技術の開発・普及,② 地域振興や豊かで健康的な社会システム・ライフスタイルを支える技術の開発・普及,③ 我が国が培ってきた先進的環境技術の国際展開が謳われている。こうした提言を踏まえた政策展開に当たり環境研究・技術開発の進展に期待するところは大きく,環境技術としてのナノテクノロジー・材料技術の発展に向け産学官の英知が集まることを期待したい。

Fullsize Image
著者関連情報
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top