表面科学
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環境問題と表面科学
粒子状物質による大気汚染の変遷と現状
坂本 和彦
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36 巻 (2015) 3 号 p. 141-143

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抄録

ペルギーのミユーズ渓谷事件(1930),米国のピッツバーグ近郊のドノラ渓谷事件(1948)に続いて,1952年12月4日から10日にかけてイギリスのロンドンで硫黄酸化物と煤煙による大気汚染が発生した。これが有名なロンドンスモッグ(smog:smokeとfogの合成語)であり,石炭燃焼やディーゼル車から排出された硫酸ミストを含む黒色の粒子状物質(PM)とニ酸化硫黄(SO2)が薄い大気層に閉じ込められて発生した高濃度汚染である。我が国でも産業発展の過程において,同様な激甚大気汚染が発生している。本稿ではわが国のPM汚染の変遷を概観し,現時点における課題と解決に向けた取り組みを整理する。

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