表面科学
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伝統産業と表面科学
南部鉄器の伝統とこれから
岩清水 晃
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2017 年 38 巻 9 号 p. 479-480

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抄録

南部鉄器の「南部」の名称は約四〇〇年前,南部信直公が盛岡に城を構え,藩主としてこの地を持っていたことにはじまる。南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き茶の湯釜を作らせたといわれる。盛岡には古くから砂鉄,岩鉄などの良質な鉄資源や,川砂,粘土,漆,木炭などの原料がすべて地元で産出され,鋳物産業にはもってこいの立地条件にありそのころから鉄器が製造されてきた。守るべき伝統は守りつつ新しいことへも挑戦していく南部鉄器を紹介いたします。

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