(株) 日立製作所中央研究所
1989 年 10 巻 10 号 p. 686-692
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STMの発明から現在に至る研究を振りかえり, 原子構造に関連する主要な研究についてまとめた。STMを観察する上でまず問題となる装置的課題のうち, 機構上の問題を除外して探針や真空について述べる。観察結果としてSi (111) および (001) 清浄表面に現れる7×7と2×1再配列構造を中心に, それらへの金属原子の付着による吸着構造について言及する。他に金属表面および生体・高分子の観察例を簡単に説明する。現在までの観察結果と本年開催された国際会議動向から今後の研究を展望する。
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