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Print ISSN : 0289-6540
分散協調処理による自然言語解析
中野 幹生島津 明小暮 潔
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1995 年 12 巻 5 号 p. 5_435-5_446

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抄録

本論文は,分散協調型の自然言語解析モデル,アンサンブルモデルを提案し,その実験システムである統語解析と意味解析の分散協調システムEnsemble/Trio-Iについて報告する.アンサンブルモデルは,統語的制約主導の解析プロセス,意味的制約主導の解析プロセス,語用論的制約主導の解析プロセス,および,それらの組合せによる解析プロセスが,独立かつ並列に動作して独自に解析結果を出し,システムの解とする.また,それらの結果は比較照合され,より適切な解が求められる.このモデルでは,解析プロセスのいずれかが解析に失敗したり,適切な時間で答を出せなかったりしても,他の解析プロセスが暫定的な解を出すことができる.これらの性質により,自然な対話における非文法的な表現の処理や対話の実時間処理が可能になる.

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© 1995, 日本ソフトウェア科学会
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