コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
受託開発ソフトウェアの保守における作業効率の要因
角田 雅照門田 暁人松本 健一押野 智樹
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 29 巻 3 号 p. 3_157-3_163

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抄録

本論文では,ユーザ企業のソフトウェア保守のコストを抑えることを目的として,保守の作業効率と関連のある(影響する)特性を明らかにする.技術者あたり保守量(保守プログラム本数/技術者数)を作業効率と定義し,財団法人経済調査会により企業横断的に収集された,ソフトウェア保守に関するデータセットを用いて分析を行った.重回帰分析を適用した結果,ユーザが(コストを抑えるために)制御可能で,かつ技術者あたり保守量と関連のある特性は,保守プロセスの標準化状況であることがわかった.プロセスを標準化することにより,技術者あたり保守量がおおむね8倍(少なく見積もると2倍,多く見積もると35倍)程度改善することが期待される.

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© 2012 日本ソフトウェア科学会
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