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コンピュータ ソフトウェア
Vol. 31 (2014) No. 4 p. 4_131-4_148

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http://doi.org/10.11309/jssst.31.4_131

  • 抄録

本論文ではコンパイラに備わっている型推論器をそのまま使い,型エラースライスを作成する手法について述べる.特徴としては,他の部分と何度衝突したかという重みがついた型エラースライスを求めている.これまでの型エラースライスでは型エラーの可能性がスライスの各部分で一様であった.しかし,プログラムによっては,人の目から見て,明らかに可能性が異なると思われる例が存在する.本研究ではそのような例に対して,重みを付けた型エラースライスを求めることを目的とした.本手法の利点は2つ挙げられる.1つはコンパイラの型推論器を使用することである.それにより,型エラースライサの拡張性・保守性が高いという利点が得られる.もう1つは型エラースライスに重みを付けたことである.それによって型デバッグの際にスライス内でどこに注目するのが良いかという指針が得られる.本論文ではまずコンパイラの型推論器を使用した型エラースライサを提案し,それを拡張して重み付き型エラースライスを求める方法について述べる.

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