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書き換え規則の重なりに基づく到達可能性判定法
島貫 健太郎青戸 等人外山 芳人
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33 巻 (2016) 3 号 p. 3_93-3_107

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抄録

項書き換えシステムの到達可能性は合流性の解析や正規化戦略の解析などで重要であり,木オートマトンの完備化は到達可能性を解析するために広く用いられている手法である.完備化手続きの要点は,その停止性を保証することであり,成長項書き換えシステムや有限経路重なり項書き換えシステムのクラスに対する完備化手続きは停止することが知られている.本論文では,成長項書き換えシステムや有限経路重なり項書き換えシステムのクラスとは独立な,非左右重なり項書き換えシステムという新しいクラスを提案する.書き換え規則間の左辺と右辺の重なりを解析することで,非左右重なり項書き換えシステムに対する完備化手続きが停止するための十分条件を与える.この十分条件をみたす項書き換えシステムのクラスに対して到達可能性問題は決定可能である.

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© 2016 日本ソフトウェア科学会
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