2020 年 37 巻 4 号 p. 4_38-4_49
ソフトウェアの発展においてソースコードの変更は必要不可欠であるが,同時に新たなバグを混入させてしまうリスクもある.そこでソースコード変更の特徴からバグ混入の予測を行うさまざまな研究が行われてきており,その中の有益な手法の一つとして開発者ごとに予測モデルを構築する個人化バグ予測が知られている.しかしながら,ソースコード変更(コミット)の経験が少ない開発者向けにはそのような個人化予測モデルを構築できないという課題がある.この課題を解決するため,本論文では他の開発者向けに構築された複数の個人化バグ予測モデルを組み合せて使用する手法を提案している.そして,5つのオープンソース開発プロジェクトを用いた評価実験を通じて,提案手法の有用性を示している.