コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
RACCO:実時間プロセス制御システムのモデル記述のための様相論理プログラミング言語
桜川 貴司竹中 一起中島 玲二新出 尚之服部 隆志
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 5 巻 3 号 p. 3_238-3_249

詳細
抄録

RACCOは,実時間プロセス制御システムのソフトウェアを迅速かつ正確に開発し,保守するために,システムをモデル化して記述するための言語である.その意図するものは,動的で複雑なシステムの様々な構成要素とそれらの相互作用を自然にかつ簡潔に記述することである.記述したモデルのシミュレーション,低レベルコードへの等価変換・コンパイル等が可能なように考慮されている.本論文ではRACCOの文法および意味を具体的な例を用いて解説し,その形式的意味と実現について述べる.加えてRACCOの設計思想についても議論を行う.

著者関連情報
© 1988, 日本ソフトウェア科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top