主催: 日本ソフトウェア科学会
ACMLは、我々が開発したANSI C言語の構文情報と静的な意味情報をXML形式で表現したマークアップ言語である。本論文では、ACML文書から構文パターンを用いてプログラム情報を抽出し、それを広く使われている表示形式(例えば、HTML)で出力するシステムAXESを提案する。AXESを基に抽出したプログラム情報は、Webブラウザを用いたクロスリファレンサに取り込むことができる。既存のクロスリファレンサ(例えば、GNU GLOBALやLXR、SPIE、Cxref)では、構文パターン(例えば、@if($exp=$exp){})を抽出することは難しい。AXESはプログラムに対して構文パターンを用いることで、より高度で柔軟な検索を可能にするフレームワークを提供する。