日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
ISSN-L : 0913-5391
日本ソフトウェア科学会第20回記念大会
セッションID: 1E-5
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役割に基づく計算モデルEpsilonを用いたデザインパターン再利用化の促進
*佐藤 匡剛玉井 哲雄
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抄録

オブジェクト指向プログラミング言語によるデザインパターンの実装は,パターンコードのモジュール性を欠き,またその侵略的性質によってパターンに参加するクラス間の依存関係を強める.これらの問題点は,コードの再利用性を阻害しソフトウェアの進化を妨げる.我々が考案した役割に基づく計算モデルEpsilonによって,デザインパターンのパターンコードがモジュール化され侵略的性質もなくなる.そのため,デザインパターンおよび参加クラスの再利用性が高まり,ソフトウェアの進化も促進される.

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© 2003 日本ソフトウェア科学会
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