主催: 日本ソフトウェア科学会
無線LAN環境の組織への導入率は年々上昇している.一方,グリットコンピューティングは効率的な情報処理を可能にするため,無線LAN環境におけるそれの実現は生産性向上の観点から有効である.しかしながら,無線LAN環境は不安定性を始め有線LANとは異なった特性を持つ.したがって,無線LAN環境の特性を考慮したスケジューリング方法が必要となる.本論では,無線LAN環境におけるグリッドコンピューティングにおいて効率的な情報処理を実現するためのコストベーススケジューリング法を提案する.さらに,実験を通じて提案手法の有効性を検証する.