日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
ISSN-L : 0913-5391
日本ソフトウェア科学会第21回大会
セッションID: 2D-3
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SBUMLを用いたOSレベルでのUndoの実現とその応用
*中川 孔人萩谷 昌巳ポッター リチャード
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キーワード: Undo, SBUML, デバッグ
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抄録

対話的システムは、誤操作の修正手段としてユーザにUndo機能を提供するが、その適用範囲は各々のアプリケーションに限られる。SBUMLは、仮想計算機User-Mode Linuxを拡張し、Linuxの複数の計算状態を保存、再実行できるようにしたものである。SBUMLを用いて、オペレーティングシステムレベルにおける、より汎用的なUndo機能を実現することが可能である。通常のアプリケーションのそれと異なり、サーバのインストールのような、本来不可逆な操作をもUndoできる。このようなUndoに基づいて、使い勝手の良いバックアップ機能のみならず、様々な応用が考えられる。その一つとして我々は、GNUデバッガの拡張を提案し、いかにデバッグ効率を向上させるかについて述べる。

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© 2004 日本ソフトウェア科学会
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