名城大学
2002 年 32 巻 2 号 p. 1-8
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本稿では、ドイツ前期中等教育の企業実習カリキュラム論の到達点を、1970年代後半から80年代半ばにおけるカリキュラム構成をめぐる論議の転換過程を中心に検討した。分析結果から、企業実習のカリキュラム構成のあり方をめぐる問題群の中心には、たえず企業における作業経験の教育的意義をどう捉えるかということがあったことが浮き彫りとなった。企業実習カリキュラム論の到達点のひとつは、作業経験を相対化し、企業実習カリキュラムを準備・実施・評価の3段階で構成する必要性が明示された点にあるといえる。
職業教育学研究
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