産業教育学研究
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中学校技術科における教育内容選択の実際 : 教育内容の選択の論理とその手続き
大谷 良光
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2003 年 33 巻 2 号 p. 41-48

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抄録
本論は、先行研究が技術科教育における教育内容の選択の視点としては不十分であるという批判的考察の上に、教育内容選択の論理とその手続きを明らかにする目的で、教育内容研究の代表的な著書等を対象に考察した。その結果、(1)現実の技術及びそれに関わる労働の世界の分析と総合の観点、(2)学問体系の観点、(3)先行授業実践・到達度評価の観点-子どもの発達のふしを内包している授業の内容、より検討され、その選択過程において、教材単元における教材の有機的単位の再構成が行われ、教材を内包した教育内容が選択されていると考えられた。
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© 2003 日本産業教育学会
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