2008 年 38 巻 1 号 p. 37-38
看護者を養成する看護学専攻と,診療放射線技師を養成する放射線技術科学専攻の大学1年生を対象に開講している「人間関係論」において面接技法の授業を行っている。この授業では臨床場面を設定したロールプレイングを取り入れている。授業後に学生が提出した小レポートから,面接技法の授業における学生の学びを分析したところ,11のカテゴリーが抽出された。3つのカテゴリーにおいて,記述した学生数に専攻間で有意差が認められた。両専攻が目指している将来の職業が持つ特性が反映しているのではないかと考えられた。