日本学術振興会:早稲田大学大学院
2010 年 40 巻 2 号 p. 16-23
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本論は、1880〜1910年代フランスの小学校で行われた職業指導に着目して、いかにして勤労観・職業観の育成が行われていたかを明らかにしようとするものである。当初、技術教育による職業指導が企図されていたが、知育に偏重した「手工」の教科は期待された役割を果たすことができなかった。それに対して、「読みとり」の教科における産業や労働の学習は職業指導として大きな意義を有しており、当時の教科書を分析することを通じて、その実践の一端を示した。
職業教育学研究
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