社会福祉学
Online ISSN : 2424-2608
Print ISSN : 0911-0232
実践報告
「障害のある性暴力被害者に関する刑法性犯罪改正を目指した活動」へのプログラム評価――より効果的なソーシャルアクションの実践方法を検討するために――
岩田 千亜紀
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2025 年 66 巻 2 号 p. 78-94

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抄録

本研究では,ソーシャルアクションの実践方法を検討するため,NPO法人「しあわせなみだ」による「障害のある人を取り残さない刑法性犯罪改正」事業を対象に,実践家の参加によるプログラム評価を実施した.評価可能性アセスメントおよびプロセス評価・アウトカム評価を実施した結果,本事業のアウトカムである「障害を知りうる立場に乗じた性犯罪既定の創設」については,課題は残されたものの,ある程度達成できたと結論された.また,評価結果から,効果的なソーシャルアクションの実践方法は,「課題の設定と目標設定」,「活動の組織化」,「多様な組織・人々への働きかけ」,「プロセス評価の実施による事業の見直し」の4つに整理された.さらに,ソーシャルアクションにおける非当事者・団体やソーシャルワーカーの果たすべき意義が示唆された.今後,ソーシャルアクションについての十分な実践的裏付けのある実践方法が確立されることが必要である.

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© 2025 一般社団法人 日本社会福祉学会
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