熱帯農業
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パイナップルの連作障害に関する研究
1. 実態確認とその対策
外間 数男照屋 林宏
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1976 年 19 巻 3-4 号 p. 162-165

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抄録
パイナップルの連作障害は生物的な要因によって起ると考えいくつかの実験を行なった.
1) 連作地表土に植え付けたパインは生育が悪く, 発根重や根長などが心土や未耕作区より劣った.また根の生長点分岐率も表土が高い.
2) 表土に植え付けたパインは根の褐変が激しく, 侵潤状に腐敗したりするものが多数認められた.この根の褐変, 腐敗は土壌にクロルピクリンやEDBを処理するとみられなくなった.
3) パインの根系は地表下20cmまでに全体の80%近くが分布する.
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© 日本熱帯農業学会
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