2018 年 4 巻 4 号 p. 1-10
近年、加速度・ジャイロセンサーなどのセンサーを搭載したスマートフォンの普及が進んでいる。このような身近な情報機器を利用することで、様々な情報を簡易かつ大量に収集することが可能となった。本研究では、スマートフォン搭載のセンサーを使用して収集した路面の平坦性に起因する加速度・角速度データに着目し、統計処理を行うことにより、計測条件の影響を極力抑制しつつ特徴量の抽出を行った。これらの特徴量を用い、サポートベクトルマシーン(SVM)を適用することによる路面の平坦性の簡易診断について検討を行い、その可能性を示す。