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脳卒中
Vol. 29 (2007) No. 1 P 14-21

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http://doi.org/10.3995/jstroke.29.14

原著

症候性頭蓋内動脈硬化性狭窄病変に対する待機的ステント留置術の長期成績を評価した. 対象は2000年10月以降当科にて手術を行い, 術後1年以上経過した連続15例 (男性13例, 女性2例, 平均70.4歳). 内科的治療抵抗性の70%狭窄以上の病変 (内頚動脈6例, 中大脳動脈1例, 椎骨動脈5例, 脳底動脈3例, 森分類typeB11例, typeC4例) に対してバルーン拡張に引き続きステント留置を施行したが, 周術期合併症は認めず, 平均27.2カ月の術後追跡期間中には支配領域での虚血症状の再発は生じなかった. 2例 (13.3%) で50%以上の無症候性再狭窄を認め, 1例 (6.7%) にバルーン拡張を追加し対応した. 手術適応や治療戦略を十分検討した上での待機的頭蓋内動脈ステント留置術は, 周術期合併症や再狭窄は比較的少なく, 長期的にも良好な臨床転帰が得られる可能性が示唆された.

Copyright © 2007 日本脳卒中学会

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