脳卒中
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原著
脳深部小梗塞における進行性脳卒中の臨床的検討
南 浩昭三木 貴徳松本 洋明宮地 由樹増田 敦富永 正吾吉田 泰久山浦 郁也松本 茂男夏目 重厚
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2011 年 33 巻 1 号 p. 74-83

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抄録

【背景および目的】脳深部小梗塞をbranch atheromatous disease(BAD)型と非BAD型に分類し進行例の臨床的特徴を検討した.【方法】対象は急性期脳深部小梗塞116例で進行群・非進行群またBAD型・非BAD型に分け特徴・MRI・治療・予後・血液生化学所見を検討した.【結果】進行例は29例でBAD型中36.7%,非BAD型中12.5%とBAD型に多かった.梗塞拡大はBAD型・進行群で有意に多かった.視床穿通枝領域に進行例はなく糖尿病の既往が進行群にて多く予後は非進行群・非BAD型が良好であった.BAD型中では非進行群はレンズ核線条体動脈領域,進行群は橋傍正中領域に多かった.【結論】脳深部小梗塞進行の特徴はBAD型・梗塞拡大・糖尿病の既往,BAD型では傍正中領域・axial像にて長径 10 mm以上のサイズ,非BAD型では糖尿病の既往が多く・脂質異常症の既往が少ないことであった.

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© 2011 日本脳卒中学会
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