脳卒中
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原著
Wake-up ischemic strokeに対するMerci Retriever応用の可能性
鈴木 雅規小南 修史白銀 一貴纐纈 健太岩本 直高大村 朋子三品 雅洋水成 隆之小林 士郎寺本 明
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2012 年 34 巻 4 号 p. 228-234

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抄録

【目的】Merci Retriever適応基準を満たすwake-up ischemic stroke (WUIS)例について,急性期血栓回収術応用の可能性について検討した.【方法】2009年1月より2010年12月に入院した心原性脳塞栓症158例を対象としてWUISの発症比率,頭蓋内主要血管閉塞症例のDWI-ASPECTSを評価した.【結果】28症例(17.7%)がWUISであった.DWI-ASPECTSは発症2時間以内搬送群,2-8時間搬送群,WUIS群の3群間で有意差はなかった.WUIS群には血行再建術の適応となり得るDWI-ASPECTS高スコアで,当施設の使用適応基準を満たす例が5例存在した.実際にMerci Retrieverを使用したWUIS 2例の予後は良好であった.【結論】WUIS患者においても適切な患者選択をすれば脳血管内治療の有効性が期待できることが示唆された.

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© 2012 日本脳卒中学会
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