脳卒中
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短報
アルテプラーゼ静注直後の口舌血管浮腫
佐野 正和山下 愼也相場 豊隆
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2016 年 38 巻 3 号 p. 173-175

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抄録

症例は69 歳の男性.心房細動と高血圧のためワルファリンおよびアンギオテンシン変換酵素阻害薬を内服中であった.突然の左片麻痺と左同名半盲を生じ当院に搬入され,頭部MRI で右後大脳動脈領域に新鮮梗塞,MRA で右後大脳動脈閉塞を認めた.心原性脳塞栓と診断しアルテプラーゼ静注を行った.アルテプラーゼ投与開始1 時間25 分後に左頬と舌腫脹が出現し,呼吸困難を来した.メチルプレドニゾロン静注し,気管切開を考慮したが回避できた.アンギオテンシン変換酵素阻害薬内服中の症例にアルテプラーゼを投与すると血管浮腫で口舌腫脹を起こすことがあり注意が必要である.

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© 2016 日本脳卒中学会
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