脳卒中
Online ISSN : 1883-1923
Print ISSN : 0912-0726
総説
Cerebral microbleeds の成因と臨床
仲 博満
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 38 巻 5 号 p. 346-352

詳細
抄録

Cerebral microbleeds (CMBs)は,主にhypertensive microangiopathy やamyloid angiopathy が原因となり,その存在部位によりdeep CMBs とlobar CMBs に分類されるが両者の混在もある.Deep CMBs はhypertensive microangiopathy,lobar CMBs はamyloid angiopathy を主に反映しているとされるが,これら2 つの病理の共存や相互の影響もあると推察されている.CMBs は脳卒中,とくに脳出血の危険因子として注目され,さらに脳出血発症リスクはアジア人で顕著であると報告されている.抗血栓薬,とくにワルファリン内服中に発症した脳出血とCMBs との関連が報告されているが,CMBs 保有例に対する抗血栓薬使用が将来の脳出血発症リスクを高めるか,現在のところ明らかではない.

著者関連情報
© 2016 日本脳卒中学会
前の記事 次の記事
feedback
Top