脳卒中
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超選択的カテーテル撮影で診断がついた前下小脳動脈遠位部の破裂微小AVM の1 例
三木 健嗣野口 直樹森 恩山田 哲久有村 公一甲斐 康稔名取 良弘
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論文ID: 10708

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抄録

要旨:急性期に診断がつかなかった破裂micro arteriovenous malformation(AVM)の1 例を報告する.症例は19 歳女性,小脳出血を認め,造影検査を施行するも出血源は認めなかった.時期をおいた血管造影検査で瘤状構造物を認め,術中のマイクロカテーテル造影で静脈の早期描出を認めたため,静脈瘤を伴う破裂micro AVM と診断した.同病変に対して栄養動脈塞栓を行い,血管奇形の描出はなくなった.破裂micro AVM では時期をおいた検査が必要であり,病態把握にはマイクロカテーテル造影が肝要である.また,治療はn-butyl-2-cyanoacrylate(NBCA)を用いた栄養動脈塞栓術が有用である.

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