脳卒中
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脳卒中のリハビリテーション予後予測に関する研究
重回帰分析を用いて
田中 健治
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1990 年 12 巻 5 号 p. 452-462

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抄録

脳卒中患者のリハビリテーション (リハ) 予後に影響を及ぼす因子について脳卒中患者151例を対象にリハ開始時における年齢, 性別, 臨床所見, X線CT所見等の35項目より, 日常生活動作 (ADL) 得点を指標に検討した.そして, これらの因子をもとにリハ予後予測を重回帰分析により行ない, さらに得られた予測式を他症例 (54例) にも適用し, 予測式の有用性, 妥当性を検討した.リハ予後に関与する有意かつ重要な因子としては, 年齢, リハ開始までの日数, リハ開始時ADL得点, 再発, 健側筋力, 患側筋緊張, 失語, リハに対する意欲の8因子が挙げられた.これら, 8因子の寄与率は73.8%であり, 本予測式を他症例にも適用した結果, 精度の高い予測が可能であることが明らかとなり, 本予測式が臨床的に極めて有用であることが判明した.

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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