脳卒中
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ラット脳主幹動脈閉塞における硬膜外圧と脳組織pH
山根 冠児島 健岡田 芳和武田 哲二魚住 徹
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1990 年 12 巻 5 号 p. 472-479

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抄録

重篤な脳腫脹を生じるシリコン円柱の塞栓法によるラット脳主幹動脈閉塞モデルで, 独自に開発したmicroballoon法による硬膜外圧の変化と, 脳組織pH像の比較検討を行なった.硬膜外圧は, 急速に上昇するタイプと緩徐に上昇するタイプの2つに分類できた.脳組織pHは脳深部を中心にacidosisとalkalosisの混在する像が主体であった.このalkalosisの領域は, 血液脳関門の破綻部とよく一致しており, さらに, このalkalosisの大きさと硬膜外圧の上昇値の間に, 正の相関があることを明らかにできた.

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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