脳卒中
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MRIで病巣を確認し得た延髄内側症候群の1例
臨床症状の文献的考察
亀津 優高木 繁治灰田 宗孝竹岡 常行篠原 幸人
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キーワード: 延髄内側症候群, MRI
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1991 年 13 巻 1 号 p. 41-45

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抄録

左片麻痺, 舌の右偏位, 左上下肢の深部感覚障害から, 臨床的に延髄内側症候群と診断し, MRIのT2強調画像 (TR3,000msec, TE90msec) で, 右延髄内側にhigh signal intensityを確認した73歳の男性例を報告した.延髄内側症候群は, 1908年Spillerの最初の記述以来, 報告が散見されるが, 生前に病巣が確認されたのは, FoxらのMRIによる報告以外は, 我々が本症例を初めに報告するまでは, 少数のCTによる確認例があるのみであった.また, 本症候群と診断された従来の文献上の症例を検討すると, 当初本症候群にみられると成書に記載されている症状全ての組合せはむしろ稀であった.以上本邦で初めてMRIにて延髄内側症候群と確認された症例のMRI所見と臨床症状の詳細につき報告した.

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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