脳卒中
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新生ラット低酸素負荷虚血モデルにおける高体温及び低酸素処置による交差耐性の獲得
和田 太郎近藤 威玉木 紀彦
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1997 年 19 巻 4 号 p. 264-270

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抄録

生後7日の新生ラット低酸素負荷虚血モデルを用いた.前処置として24時間前に41℃の高温処置を加えた群, 低酸素3時間を加えた群を作成した.虚血のできた個体数は対照群, 高体温群, 低酸素群で各々19/23匹, 4/21匹, 0/8匹であり, 高体温群, 低酸素群は対照群と比べ有意に虚血障害が減少した.海馬スライスにおける非損傷面積は49.3±5.5%, 高体温群では92.5±3.8%, 低酸素群では100±0%と有意差を認めた.低酸素前処置により脳虚血耐性が獲得されたのみならず, 異なるストレスである高体温前処置でも虚血耐性が獲得された (交差耐性).

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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