動物の循環器
Online ISSN : 1883-5260
Print ISSN : 0910-6537
原著
拡張型心筋症を有するフェレットのX線検査における心臓サイズの評価
小野 貞治小沼 守上木 万里子石田 智子
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41 巻 (2008) 2 号 p. 37-43

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抄録

フェレットの胸部X線検査において,右ラテラル像(RL)における第6胸椎(6th DV: cm),心臓長軸径(RL-LA: cm),心臓短軸径(RL-SA: cm), RL-Vertebral Heart Size (VHS: n),腹背像(VD)における心臓長軸径(VD-LA: cm),心臓短軸径(VD-SA: cm), VD-VHS (n),左第8肋骨長(VD-LEC: cm),第8胸椎を中心とした胸腔幅(VD-8th TV: cm)を,正常フェレット19頭と臨床的に拡張型心筋症と診断されたフェレット16頭で測定し比較検討した。結果,RL-LAは正常群の平均値3.05±0.32に対して拡張型心筋症群の平均値が3.49±0.46であった。RL-SAは正常群の平均値2.18±0.23に対して,拡張型心筋症群の平均値は2.54±0.27であった。RL-VHSは正常群の平均値5.16±0.42に対して,拡張型心筋症群の平均値は5.94±0.55であった。VD-LAは正常群の平均値3.60±0.33に対して,拡張型心筋症群の平均値は4.09±0.49であった。VD-SAは正常群の平均値2.45±0.27に対して,拡張型心筋症群の平均値は2.94±0.37であった。VD-VHSは正常群の平均値6.06±0.43に対して,拡張型心筋症群の平均値は6.91±0.67であった。よって,これら6項目において拡張型心筋症群で正常群より高い測定値が得られたことから,拡張型心筋症群は正常群よりも心臓径の拡大を示唆する結果が得られた。

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© 2008 日本獣医循環器学会
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