日本血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-767X
Print ISSN : 0918-6778
症例
両側腸骨動脈瘤に対しExcluder 対側レッグをKissing stentgraft 法で留置し下腸間膜動脈血流を温存した1 例
石坂 透渡邉 倫子東出 高至田村 友作石田 敬一松宮 護郎
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2013 年 22 巻 7 号 p. 993-996

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抄録

要旨:腹部大動脈瘤を伴わない右内腸骨動脈瘤左総腸骨動脈瘤合併例に対し,両側内腸骨動脈コイル塞栓術と両側にステントグラフト(Excluder Contralateral Leg)をKissing stentgraft 法で下腸間膜動脈分岐より下方の腹部大動脈から両側外腸骨動脈に留置し,良好な結果を得たので報告する.症例は93 歳男性.多発性骨髄腫で加療中,精査のCT 検査で右内腸骨動脈瘤径約30 mm と左総腸骨動脈瘤径約62 mm を認め紹介された.左総腸骨動脈は瘤の中枢側末梢側ともにneck の確保が難しいと判断した.両側内腸骨動脈のコイル塞栓術と,骨盤内の虚血を回避するため,下腸間膜動脈の起始より下方に両側ステントグラフトleg を中枢側はKissing stentgraft法,末梢側は外腸骨landing で留置しsealing が得られた.患者は合併症なく良好に経過し退院した.

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