横浜医療センター心臓血管外科
2018 年 27 巻 3 号 p. 251-254
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孤立性内腸骨動脈瘤は希な疾患であり,治療法に関し検討の余地がある.症例は84歳男性,右内腸骨動脈瘤を認め当院紹介となった.精査の結果,右外腸骨動脈が完全閉塞し,右内腸骨動脈瘤の末梢より右大腿深動脈への側副血行路を認めた.症例は呼吸機能障害もあり,側副血行路を温存し内腸骨動脈瘤に対しステントグラフト内挿術を施行した.内腸骨動脈瘤の治療法にはさまざまなものがあり,症例に応じて慎重に検討する必要があると考えられる.
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