廃棄物学会研究発表会講演論文集
第19回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A2-6
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A2 減量化/有料化・経済的手法(1)
『ごみ袋減量カレンダー』による減量効果・・自治会役員の取組実験(2)
*中村 恵子野村 一夫
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抄録

自治会役員による1年間の『ごみ袋減量カレンダー』取組実験経過から『ごみ袋減量カレンダー』のごみ減量ツールとしての効果を検証すること、及び自治会役員の『ごみ袋減量カレンダー』に取組んだ経験を通して得られた感想、意見をアンケートで得ることにより、今後の循環型社会形成のために役立てることを研究目的にしている。今回の自治会役員『ごみ袋減量カレンダー』取組実験とアンケート調査からも、前回の市役所職員の実験結果と同様『ごみ袋減量カレンダー』の「ごみ減量インセンテイブ効果」が確認された。自治会役員の減量方法として、市のリサイクルシステムへの排出が上位で、次いで各自排出抑制策、最後にごみの発生抑制に繋がる行為であるのは興味深い。市役所職員同様、自治会役員の製造者・流通事業者への要望も「過剰包装をやめさせる」である。「ごみ減量・資源化」をめぐる多様な意見は、今後の各セクターの取組課題を示すと共に循環型社会推進活動に寄与するものである。

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© 2008 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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