抄録
開発途上国における排水処理技術として重要な位置づけにあるラグーン法について、CH4とN2Oの発生特性、排水処理特性、構成微小動物等について検討を行った。ラグーンへの総流入窒素に占めるN2Oの割合は、大気中に放出される分が0.21%、処理水中に含まれる分は0.22%であることが明らかとなり、ラグーンから発生するN2Oの約50%は溶存態として水環境に放流されていることが示唆された。また、ラグーンへの総流入BODに占めるCH4の割合は17%であった。ラグーン内では、原生動物や後生動物といった様々な微小動物が嫌気と好気の両条件において確認され、それぞれの処理工程の安定に貢献している可能性が示唆された。