60 巻 (2006) 5 号 p. 691-699
近年,環境及びエネルギーの問題が地球規模でクローズアップされる時代となり,その対策が急務となっている中,2005年2月に地球温暖化対策として京都議定書が発効された。それに基づき日本は二酸化炭素排出量の削減が定められ,日本製紙連合においても自主行動計画として下記の目標を定めた。
(1)2010年までに製品当たりの化石エネルギー原単位を1990年度比13%削減する
(2)2010年までに製品当たりの二酸化炭素排出原単位を1990年度比10%削減する
こういった世の中の動向を踏まえ,当社能町工場では省エネルギー,古紙及び木材資源有効利用等を推進し,環境負荷の低減に取り組んでいる。今回は,その中で省エネルギーの一環として平成17年7月に3号回収ボイラー設備の排ガス煙道にガス式低圧給水加熱器を設け,当該ボイラー給水への廃熱回収を実施した。その導入事例について紹介する。