紙パ技協誌
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製紙技術特集 I
岩国9号マシンオンラインホットソフトニップカレンダの操業経験
柿野 王延
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61 巻 (2007) 11 号 p. 1324-1328

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抄録

日本製紙岩国工場9号マシンは,平成9年4月にA3コート紙専抄のオンマシンコータとして稼動を開始し10年が経過した。本稿ではこの10年間での操業経験をもとにオンライン高温ソフトニップカレンダについて紹介する。
9号マシンは,高速マシンとして効率良く紙の平滑及び光沢を発現させる為,当時世界で初めてオンラインの高温ソフトニップカレンダ(以後HSNCと略す)を2ロール4スタック方式で設置している。従来のスーパーカレンダ以上の性能を有し,且つ幅方向のニップ制御を行う事で品質調整が容易に行え,所定の光沢を出す事が出来る。
HSNC設備の概要については,レイアウト(ロール構成),ソフトロール保護設備,熱媒設備,幅方向制御等々,また,品質上での特徴,操業の使用条件,これらの結果,HSNCはオンマシンコータの仕上には必要不可欠なパートとして確立されている。
しかし,現在に至るまで増速を行ってきている中での新たな問題点,ロールの高温,高ニップ化,更に高塗工量域抄造時のカレンダロール汚れが目立ち,設備メンテナンス上での課題等様々な問題が発生してきている。これら新課題への対応も含めた,9号マシンHSNCの概要並びにこれまでの操業経験を紹介し,問題点も踏まえて将来的な展望について説明する。

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© 2007 紙パルプ技術協会
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