紙パ技協誌
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総説・資料
最近の叩解機と刃物の実績と傾向
―叩解機の省エネルギーとLow Intensity叩解刃物の紹介―
青嶋 和男
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キーワード: G1古紙処理一般, U7電気
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62 巻 (2008) 10 号 p. 1212-1219

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抄録

最近は特に原油高騰により,わが国の紙パルプ業界では省エネルギーが大きな課題となっている。また古紙需要の旺盛な東南アジアに古紙を輸出していることから,国内需要の古紙の価格が高騰し今まで以上に低品質の古紙を原料として使用しなければならなくなってきている。そのため使用する原料の品質が低下すると共に紙力が低いものを使用しなければならず,その対応が求められている。その対策としては新しく開発した叩解機ダブルコニファイナーにより,原料調整部門においては非常に大きな動力を使用している叩解工程における省エネルギーに大きく貢献できると考えられる。更にLow Intensity叩解用刃物Finebarにより短繊維化した原料特に段古紙,および植林木の増加による平均繊維長が短くなったLBKPでは省エネルギーと共に紙力強度の改善に大きく寄与できるものと考える。更に弊社では最新の叩解機と最新の刃物を発展させると共に,これら両方を組み合わせた新しい叩解技術の開発も始めている。今回紹介した新しい叩解の技術が時代のニーズに合い,製紙業界に貢献できるものと考える。

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© 2008 紙パルプ技術協会
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