紙パ技協誌
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総説・資料
マルチレイヤカーテンコーティング及び新タイプのカレンダリング
山崎 秀彦永野 明仁
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62 巻 (2008) 10 号 p. 1225-1230

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抄録

マルチレイヤコーティングは,従来の塗工方法に比べて幅広い塗工ウインドーを与えてくれる。シングルステージのみで高塗工量の付与と多層塗工の両方を行うことができる。この方法により,ある種の紙・板紙の特性のためにより厚みがあり安価な塗工層を構成し,他の特性(光沢度,バリア性など)の実現のためにはより高価であるがより薄い塗工層の使用を可能にすることによって,より経済的利点が得られる。
メタルベルトカレンダリングは従来式のショートドウェルのカレンダリング法に比較して良好な表面トポグラフィと印刷適性を与えてくれる。また,高い嵩とこわさを保持しながら目標の表面性を達成できることから,紙・板紙生産の原材料費を節約することができる。
これらの新しい表面処理プロセスを結び付けた予備的な研究結果は,これらが有望であることを示している。最新のロングドウェルメタルベルトカレンダをプレカレンダに用いることで,輪郭塗工のマルチレイヤーコーティングが形成する平滑性の少ない表面を補うことが可能であると思われる。

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© 2008 紙パルプ技術協会
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