企業活動を円滑に進めるには,総合的な社会的な責任を果たすことが重要である。日本製紙グループは2007年3月に環境憲章を改定し,「生物多様性に配慮した企業活動を基本とし,長期的な視野に立って,地球規模での環境保全に取り組み,循環型社会の形成に貢献する」ことを理念に掲げ,環境に関する取り組みを進めている。合わせて,2004年4月制定の社会貢献活動の理念と基本方針に基づき,企業市民としての社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。
日本製紙は地域の方々に信頼される企業を目指し,積極的にいろいろな活動を進めている。本報告では,地域貢献に寄与していると思われる環境活動について,特徴ある事例をいくつか紹介する。