紙パ技協誌
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総説・資料
ロールニップ測定器Sigma―Nipの紹介
鈴木 修
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64 巻 (2010) 8 号 p. 904-908

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抄録

ローラーの芯出しと圧力レベルを正しく維持する事は,印刷品質や,ウェブ生産の品質管理にとって重要な事項である。均一に負荷が掛かるようにセットされたローラーは多大なコスト増である断紙,シート蛇行,皺発生,端折れなどの原因を大幅に減少させる。また日常のテストによって,Sigma―Nipはフェルトの寿命を大幅に伸ばす事も可能である。
Sigma―Nipは,ロールの幅全体に渡り,複数のセンサーで同時にニップ幅(長さ)をリアルタイムに測定する。測定データはパソコンで解析され,グラフで表示し記録する。『薄膜抵抗体インク式圧力変換素子』からなる“センサーエレメント”がシート上に複数配置されている。このシートを二つのローラー間に挟ませると,負荷の掛かっている部分を幅としてパソコン上に表示する。
Sigma―Nipはニップ圧を迅速かつ正確に測定するSigma―Nipのソフトウエアは直感的に理解でき,未経験なユーザーでも数分間で高機能な測定結果を活用できる。Sigma―Nipは日常保守やセットアップ作業において一人で迅速にセンサーが貼られたシートをローラー表面に広げローラーにニップ負荷を掛けて測定が出来るように設計されている。システムはモジュラー化された可搬型となっており,一般のWindowsノートパソコンのUSBポートに,有線又は無線(オプション)で簡単に接続できる。

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© 2010 紙パルプ技術協会
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