2030年のSDGs達成に向け,世界的な環境規制強化と消費者の環境意識の高まりを背景に,パッケージ分野でもプラスチックごみ削減の取り組みが進んでいる。OECDの予測では,世界のプラスチックごみ発生量は2020年の360百万トンから2040年には617百万トンに達し,その約30%が包装材とされる。
この課題に対応するため,欧州ではPackaging and Packaging Waste Regulation(PPWR)が2025年2月に発効され,プラスチック包装のリサイクル含有割合設定やリサイクル可能な設計の義務付けが行われた。日本でも2022年に「プラスチック資源循環法」が施行され,プラスチックの商流全体での資源循環の取り組みが促進されている。
こうした状況下,プラスチックごみの削減目標を達成するために有効とされる,「パッケージの紙化」に貢献する機能性製品を紹介する:
1. 食品接触可能なコート剤
・FILLHARMOシリーズ:耐油性,耐水性
・MEGACOAT FCシリーズ: 耐油性,耐水性
・PW651アクワシール:ヒートシール性
2. バリアコート剤
・Z314WVバリアコート/Z314WVアンカー剤:水蒸気バリア性
・Z331撥水コート:高い撥水性
・Z322耐水コート:高い耐水性
・Z307バリアコート:酸素・臭気バリア性
3. 透明化コート剤
・Z344透かしワニス:紙に透明性を付与
我々artienceグループは環境に優しい社会を目指して,本稿で紹介する,様々な機能性コート剤の組み合わせにより紙基材の有効活用を可能にし,プラスチック廃棄物やCO2排出量の削減に貢献していく所存である。