紙パ技協誌
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製造工程での回転制御による省電力
園 広幸
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50 巻 (1996) 8 号 p. 1133-1137

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抄録

地球環境が大きな社会課題となっており, 能町工場では原価低減の中でも省エネルギーを最重要課題と位置づけ取組んでいる。
当工場では, ファン, ポンプ, 回流機等の動力負荷がほとんどであり, 中には回転数を下げられるもの又は操業条件により下げることができるものをリストアップし検討した。また, 近年汎用インバータの価格が安くなったこともあり, 回転数制御による省電力が実施しやすくなった。
このような状況の下, インバータによるテストを行い, プーリーダウン, 極数変更, ギアードモーターを採用した省電力が件数で62%に達した。
改善例として原料ストック用の高濃度タワー廻りの回流機, ポンプ (9台935kW) の省電力を示した。ポンプについてはレベル制御によるインバータ運転 (2台), 回流機についてはインバータテストによりプーリーダウン (7台) を実施し, 電力原単位は12.0kW・h/tから5.3kW・h/tに向上し, 56% 省電力ができた。
平成3年度から平成6年度までの4年間の省電力の実績は次のようである。
省エネ件数 : 503件・5,448MW・h /月 (7,566kW)
買電契約電力 : 10,000kW→ 5,000 kW
総電力原単位 : 1,313kW・h/t→ 1136kW・h /t

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