組織培養研究
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総説
ヒト多能性幹細胞から肝細胞への分化誘導法の開発とその毒性評価系への応用
高山 和雄川端 健二水口 裕之
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 32 巻 1 号 p. 183-187

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抄録

肝臓は薬物代謝に関与する主要な臓器であり、ヒト胚性幹細胞(human embryonic stem cells;ヒトES細胞)やヒト人工多能性幹細胞(human induced pluripotent stem cells;ヒトiPS細胞)からヒト初代培養肝細胞に類似した肝細胞を分化誘導できれば、創薬過程における医薬品候補化合物の肝毒性評価などに使用できる。ヒトES/iPS細胞を肝細胞へ分化させるためには、生体内での肝発生・分化の環境を模倣してサイトカインや増殖因子などの各種液性因子を作用させる方法が汎用されている。しかしながら、その肝分化誘導効率は不十分であり、さらなる分化効率の向上が要求されている。そこで、筆者らは肝発生に必要な転写因子をヒトES/iPS細胞から分化させた細胞に遺伝子導入することによって、肝分化誘導効率を改善させることを試みた。本稿では、筆者らの最近の研究成果を紹介しつつ、ヒトES/iPS細胞から肝細胞への分化誘導の現状と毒性評価系への応用の可能性について概説する。

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© 2013 日本組織培養学会
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