専門日本語教育研究
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報告
動詞に見る医学用語の特徴
BCCWJとの比較から見えること
三枝 令子丸山 岳彦庵 功雄松下 達彦石川 和信小林 元品川 なぎさ稲田 朋晃山元 一晃遠藤 織枝
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2019 年 21 巻 p. 69-76

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抄録
 日本の医療分野を学ぼうとする外国人留学生が増加し、医学分野における集中的な日本語教育支援が必要になってきた。本研究では、その第一歩として、医学書に使われる動詞の用法を、『現代日本語書き言葉均衡コーパス』(BCCWJ)における用法と比較することによって、その特徴を検討した。まず、代表的な医学用語が掲載されていると考えられる4冊の医学書を選び、形態素解析によって高頻度に使用されている動詞を抽出し、用法の分析を行った。医学書における動詞の頻度を見たところ、上位には「する」「ある」「いる」などの一般的な語が現れたが、日本語能力試験の旧出題基準には出てこない動詞もあった。そこで、医学書上位30位までの高頻度動詞で、BCCWJの頻度を明らかに上回る8動詞について個別に検討した。その結果、医学書の高頻度動詞には、BCCWJとは異なる意味や、より限定された意味で使われる動詞(「認める」「来す」「疑う」)、BCCWJとは用法が異なる動詞(「伴う」「生じる」)が認められた。
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