Journal of UOEH
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小児期の行動特徴と成人期のそれとの関連
阿部 和彦
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1979 年 1 巻 1 号 p. 11-14

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抄録

1,000名の成人女子(平均年令30才)の調査時点での症状(調査項目はTable1の1-22および36-40)と小児期での状態(彼女らの母親に送付されたアンケートの回答による。調査項目はTable1の1-35)との関連を調査した。結果はFig.1に示すように,小児期の三つ以上の症状と関連を示した成人期の項目が若干認められた。
一方,成人期での次の症状は,小児期のどの症状とも関連がなかった:人ごみ恐怖,手のふるえ,「手に汗がよく出る」,「死にはしないかという恐怖に突然おそわれる」,ヒステリー球。
小児期での次の症状は成人期のどの症状とも関連が認められなかった:遺糞症,食物の著明なすききらい,熱性けいれん。また,次の症状は成人期での同じ症状とのみ関連が認められた:乗物酔い,夢遊,著明なねごと,歯ぎしり,しもやけ,頭痛もち,赤面恐怖,ひとりごとを言う癖。

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© 1979 産業医科大学
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