抄録
臭化メチルは, 燻蒸剤として, 消毒に広く使用されているが, 神経毒性があることが知られており, 取扱いに注意を要する. 臭化メチルは沸点が3.56℃と低く, 常温ではガスであるため, 主に吸入によって体内に取り込まれる. したがって, 臭化メチルの生体影響を調べるためには吸入曝露実験を行う必要があるが, そのためには, 一定濃度のガスを長時間安定して発生させることのできる装置が必要になる. そこで気液平衡関係を利用したガス発生装置を試作し, その発生特性を調べるとともに, 曝露チャンバーと接続し, 装置の有用性を検討し, その実用性が高いことが, 実験的に明らかとなった.